火星が牡羊座へ

6月28日から来年の1月7日まで火星が牡羊座に滞在します。火星が一つの星座に滞在するのは普通は2ヶ月ぐらいなのですが、今回は半年近く滞在するという少し珍しい現象が起きます。火星にとって牡羊座というのは「本来いる場所」です。その場所で発揮されることは、行動力が増したり、思い切って決断することができたり、と火星の闘争本能がスムーズに出やすくなるということです。


さて、この牡羊座の火星ですが、気になるのは山羊座に滞在中の木星と冥王星です。この二つの惑星は牡羊座の火星と緊張感のある角度を形成しますので、旧体制や古い考え方などに対して打破しようとするテンションが高まる動きが出てくるでしょう。

この状態は12月22日に水瓶座0度で起こるグレートコンジャンクション(木星と土星が重なり合う現象)に向かって起こる「燃やす」期間なのかもしれません。


グレーとコンジャンクションによって世の中は完全に「風の時代」に変わります。これまでの「土の時代」の伝統や体制というものを「火星が燃やしてしまう」というイメージです。

ではここでちょっとトーンを変えて、次に私たち個人個人の視点ということで見ていきましょう。まず、牡羊座というのは生存本能に関係するサインです。生きること、戦うこと、勝つこと、自己主張し、欲しいものを手に入ることなどです。この部分が火によって「焚きつけられる、あるいは炙り出される」というイメージです。

最初に書いた社会の状況と、焚きつけられているという個人個人への影響。


これってこんな風に考えられないでしょうか?

新しい「風の時代」がやってくるというのは、200年周期のことです。イメージで言えば地球という私たちが住んでいる家の、建て替え・リフォームのようなもの。普段の掃除でもなく、年に一度の大掃除でもなく、リフォームですから、一旦、家を退去しないといけません。そしてリフォームですから、壁を壊したり、キッチンのシンクを取り除いたり、床をはがしたりもするでしょう。30分で終わる掃除ではなく、1日2日でする大掃除でもなく、リフォームですから、工期という数ヶ月単位のことになります。だからその準備のために火星の牡羊座滞在も少し長く取ったんでしょうね。


それで準備って言いましたが、どんな準備かと言いますと、リフォームした後にどんな家に住みたいのか?ということを考える準備です。

どんな地球がいいのか?そこに住む自分はどんな人間として生きていたいのか?

だからこそ、「自分の根源的なことを炙られてる」のかもしれません。


それでまた、偶然なのか必然なのか、牡羊座にカイロンという小惑星が滞在しています。

カイロンというのは魂の痛みを象徴するとか、前世から持ち越した課題を象徴するとか、コンプレックスやトラウマ、苦手な領域というものを表していると言われています。

魂というのは本来傷つくものではないし、トラウマなんて本当はなく魂が設定して来た本人の思い込みでしかない、と言われてる、私自身もそう思う側面もありますが、ここではそれを一旦置いて起きまして、要は魂レベルの課題を象徴する星が、生存本能とか根源的、ということに関連する牡羊座の中に、火星と一緒に入っています。

ある人にとっては、傷とかトラウマとかを燃やしてもらっちゃうというのもありです。

ある人にとっては、それを炙り出してもらって、向き合うことで成長してしまうというのもありです。

私にとって火星の牡羊座はそんなイメージです。

あなたが、どこのイメージに対してピンとくるか?腑に落ちるか?

そこにあなたの魂の成長段階が見えてくるかも、しれませんね。

本日もありがとうございます。

kauri holistic healing|濱 美奈子 公式サイト

占星術アロマテラピー®、数秘術とパワーチャクラ、ニュージーランドフラワーエッセンスなどのメソッドを通じたカウンセリングで、ホリスティックな健康と幸せをサポートします。ヒーラーを目指す方の養成講座も開講中

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